【完璧な人生など】100点より70点の人生を目指そう【存在しない】

 
あの人みたいな100%の幸せに一生懸命努力して近づこうとしているけど、なかなか近づけない。やっぱり人間が違うのかなぁ、、、

このような悩みを持っていませんか?

こんにちはナオシです。

あなたは他の人の人生と自分の人生を比べて、自分より幸せそうな人を目指していませんか?その人が100点の人生を送っているとすれば、自分も100点でならないといけないと考えていませんか?

 
その考え方、「ストップ!」と言いたいです。結論から言うと、100点を目指すよりも、70点を目指した方が、幸せになります!

これを知るとかなり楽になります。でも一体どういうことでしょうか?これから説明します。

そもそも100点の人生など存在しない

私達は、他の人を見てつい「100点の人生だなぁ」とか思いがちです。

でも全ての人間は100点の人生を送ることはできません

成功しているスーパースターは端から見ると100点の人生に見えます。でも決してそうではなく、その他のいろいろなことを犠牲にして、その場所にいるものです。

例えば、スポーツ選手や歌手は苦しくて面白くない練習を積み重ねなければいけません。

お笑い芸人も過酷な下積みや、悲しい事があっても面白い事を考え続けなければいけない、いつ売れなくなるかと言うプレッシャーと戦い続けなければいけません。

 
犠牲を払わなければそこに行き、また居続けることはできないのです。

他人の人生との比較自体が意味がない

他人の人生と自分の人生を比較すると、必ず不幸になります。上を見ればキリがありませんし、絶対に「隣の芝生は青い」のです。

私たちは100点の人の人生の上辺しか見ていません。テレビやInstagram等で表面に上がってくる事だけで判断しがちです。

でもその人たちも人間であって、神ではありません。

私たちはフィギュアスケートの選手の滑りを見て、「こんなに滑れて、表舞台に立ってチヤホヤされればさぞかし幸せなんだろう」とか思います。でもその人たちは人生の大半を犠牲にして、スケートの練習に明け暮れているのです。その人たちを捕まえて、「私たちよりも幸せだ」と言い切れるのでしょうか?

彼らは彼らなりの犠牲を払って、成果を得ているのです。とすれば、私たちもただ単に表面だけを見て人生を比較して、「ああ自分は不幸だ」と思うのは間違いだということです。

私たちも、何かを犠牲にして人生のテーマを実現する必要があるのでしょう。そのテーマが、彼らにとっては才能があったフィギュアスケートであり努力を続けたと言うだけで、我々と変わらない「人間」のはずです。

70点の人生を目指そう

100点の人生を目指すと、50点にも満たない人生になりがちです。最初から満たすことが非常に難しい30点を捨ててしまえば、70点の人生に辿り着きやすいです。

組織にいても、100点のサラリーマン人生を送ろうとすると、いろいろな障害によって70点に達する事は難しいでしょう。

どこでその30点の犠牲を払うかを考えておかないと、犠牲を払わない事によって、もっと大きいデメリットが発生します

例えば、直属の上司の言うことをも聞かず、自分のやりたい仕事だけをして自分の100%の満足だけ目指していれば、結局出世はできません。
絶対に守るべき30%の部分だけ上司の言うことを聞き、残りの70%は自分のやりたい仕事をやったほうが、あなたの個性もいかせますし、上司も一定の裁量をあなたに与えてくれるでしょう。

これは考え方にもよりますが、あなたがゆずれる部分とゆずれない部分をはっきりさせて、ゆずれる部分はゆずった方が、ゆずれない部分を守りやすいです。

では家庭生活ではどうでしょうか?

例えば夫婦の間で、考え方が対立した場合に、一方が100%を目指し、一方がゆずり続けると時間はかかっても関係は必ず悪化します

そうなると結果的に100%を目指した方も、70点にも満たない夫婦生活しか送れないのです。例えば亭主関白といった言葉があります。もし夫に、妻に30%の妥協をすると言う「愛」がなければ、妻が離婚を考えるのは当然でしょう。いざ離婚された時に「100点だった」とは決して言えないはずです。

私達が人生で成功するためには

私達が人生で成功するためには、その成功と引き換えに、何らかの犠牲を払わなければなりません

新しいものを手に入れるためには、今手の中に入っているものを捨てて掴みにいかなければならないのです。

一切の犠牲なくすべてのものを手に入れるのは、言ってみれば人間が手が2本しかないのに4つも5つも掴みに行くようなものです。

 
自分の人生の中で本当に大切なものは何か、あなたが本当にやりたい事は何かを判断しましょう。
それをつかむために一旦手に入っている物を手放す犠牲を払った方が、人生は必ず豊かになります

あなたの人生の核となる、本当にゆずれないものはなんですか?あなたが本当に達成したいあなたの価値とは何でしょう?それ以外の30%は捨ててしまえばいいのです。例えば、スマホを見る時間や、テレビを見る時間など、あなたの人生に本当に必要ではない事を犠牲にできれば簡単です。

まずは70点を目指し、それをクリアしたら次の目標を見つけその70点を目指す

一気に100点を目指すと、犠牲にすべき部分を犠牲にできないので、どこかで必ずつまずきます。

自分のレベルが、自分の望んでいるものでないなら、まずは70点を目指しましょう。それをクリアして現状に慣れたり、もっと先に自分が求めている新たな人生がみえてくると、自分の人生の点数は下がります。そこでまた70点を目指せばいいのです。

そうすれば、犠牲にすべき部分をきちんと犠牲にでき、確実に人生のレベルアップ、底上げができます

目標達成と犠牲はどちらかが欠ければ実現できない、対の関係(「トレードオフ」と言います)なのです。目標達成のためには犠牲が必要で、犠牲を払いたくなければ、目標達成をあきらめるしかないと言う事です。

私もついこの間まで、「あれも欲しいこれも欲しい、自分の人生、100点を求めるべきだ」と思い込んでいました。

でもスーパースターでさえ、自分の代わりにトイレや病院に行ってくれる人を見つけられません。それに気づくと、彼らは神ではないと分かります。私達と同じように成果を上げるには犠牲が必要で、100点の人生など実は存在しないのです。スーパースターでも犠牲を払っているならば、私達は現状を変えるためにもっと犠牲を払わなければならない。そうは思いませんか?

本当の幸せに近づくためには、100点を目指さないようにする必要があるのです。

100点を目指さないようにするためには

まずは表面的に100点に見えてしまう対象を、なるべく見ないようにしましょう

芸能人のリッチな生活や、きらびやかなパリピのInstagramを見ても、その影にある犠牲は基本写って来ません。彼らは次の理由でほとんど犠牲を見せません。

・私達にない特殊な才能があると感じさせたい
・「持っている」と思わせたい
・彼らのように「楽してうまくいきたい」と誤解させたい
・苦労している部分を見せたくない
・苦労を見せても意味がない

私も、表面的に「羨ましいなぁ」と思ってしまう画像や映像をなるべく見ないようにしています。それを見ると、人間は必ずその人と自分を比較してしまうからです。

自分を他人と比較すると必ず不幸になります。そこを見ずに、自分のやるべきことだけに集中したほうが、絶対に人生は豊かになります。自分の人生なので、他人に影響されて犠牲にする部分、捨てる部分を捨てられなくなるのはもったいないです。

なるべく、犠牲を見せない表面的な幸福だけ見せつける画像や映像を見ないようにしましょう。

もし見てしまったら、「この人達は犠牲を払ってここにいるのだなあ、、これからも居続けるために犠牲を払い続けるのだなあ」と考えましょう。

 
人の外面をうらやんでも意味がないか、、
結局、人は人、自分は自分なんだね!

70%の自分の本質となる部分と、30%の犠牲にすべき部分の見分け方

では、フィギュアスケート選手のフィギュアスケートのように、どのようにすれば私たちの核となる部分を見つけられるのでしょうか?

あなたにもあなたが得意なことや、あなたにしかできないと思えることがあるはずです。あなたが自分の人生を実現するために、達成したいと思っていること、価値とはなんですか?

人間誰しも、ここはゆずれない、ここはゆずれると言う部分があるでしょう。価値観にしても、仕事内容にしても、人間関係の作り方にしてもです。

あなたがゆずれない部分こそ、あなたの核となる部分です。そこを強化し、ゆずれる部分をゆずると、自分自身との関係や周りとの関係がスムーズになってきます。

あなたのゆずれない部分はなんですか?

言いかえると、「これをやると自分じゃなくなる」「これをやってこそ自分だ」といえる部分です。

ではあなたがゆずれる、犠牲にして良い部分はなんですか?

「どっちでもいい」「どうでもいい」部分です。

この問いに答えればあなたが強化すべき部分、犠牲にすべき部分がはっきりするでしょう。

例えば、仕事でもここをないがしろにするとダメだと思うところと、ここはどうでもいいというところがあるでしょう。

夫婦間でも、お互いに相手がこだわっていて自分がこだわってない部分はゆずりやすいでしょう。そこを明確にできれば、相手にゆずることで逆に自分のこだわりや強みを主張しやすくなります。また上司と部下の間や夫婦の間でムダないざこざも少なくなります。

また、学生も自分の性格や価値観、好みをこの問いではっきりさせれば、自分の将来の目標が立てやすくなるでしょう。親との交渉でも、「これはやるけどこれはやらない」と説明しやすくなります。

自分の本当にやりたいことを核にする

また、自分の本当にやりたいことを核にするのもおすすめです。

あなたの本当にやりたい事は何ですか?

そのために犠牲にできるのはなんですか?

この問いに答えることでも、あなたのやるべきことが明確になるでしょう。

 
いろいろな分野に分けて、やりたいことをバーっと書いてみましょう。その中であなたが「本当に」やりたいと思うことを核にするのもいいでしょう。

まとめ: 70点の人生を目指した方が、幸せに近づけます

いかがでしたか?

幸せに近づく方法は人それぞれです。それでも犠牲がなければ、新しいものを手に入れる事はできません。100点ではなく、70点の人生を目指し、30点分犠牲にして本当に達成したい事を達成しましょう

この記事が少しでもあなたの幸せを助けられれば幸いです。

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